地元の猟友会に入会する
入会すると狩猟者登録手続きが簡単になる
狩猟者登録は個人でもできますが、手続きや保険関係の処理が煩雑です。地元の猟友会に入会していれば、猟友会が事務を代行してくれます。私も何の苦労もなく狩猟者登録を済ますことができました。
そのため、まずは各都道府県の猟友会の連絡先又はホームページから地元の猟友会を調べるか、地元の市町村の有害鳥獣捕獲担当に地元の猟友会の連絡先を問い合わせましょう。
猟友会に入会すると土地所有者等とのトラブルが避けられる
わな猟をするにあたっては、いくつか注意すべき事項があります。特に注意すべきは、わなを仕掛ける場所です。他人の土地で狩猟をする場合には、土地所有者等とトラブルを起こさないように、細心の注意が必要です。
一般社団法人 大日本猟友会が発行する「狩猟読本」には以下のように記載されています。
垣・さくなどで囲まれた土地、作物のある土地で狩猟や有害鳥獣捕獲などをする場合は、土地所有者(又は占有者)の承諾を得ることが必要である。(法第17条)
他人の土地にわなを仕掛けるのですから当然のことです。地元の猟友会に入会すれば、先輩猟友会員がトラブルにならないよう決まり事を教えてくれます。決まり事を守ることで、獣害を防ぎたい農家とジビエを楽しみたい猟師が良好な関係を築いていくことができます。
狩猟者登録をする
わな猟免許を取得しても狩猟者登録をしなくては、わな猟ができません。 狩猟者登録は都道府県への登録申請が必要ですが、地元の猟友会に入会していれば、問題ないでしょう。
先輩猟師に教えを請う
狩猟者登録を済ませたら先輩猟師にわな猟の教えを請いましょう。先輩猟師からは、わな猟だけでなく、危険な場所・生物、山での知識を教えてもらえるようお願いします。先輩猟師と一緒に回る時は、長靴とヤッケ上下があれば良いと思います。道具は一度に全部そろえず、徐々にそろえた方が効率が良いでしょう。運が良ければ先輩猟師から中古を譲ってもらえます。私も、先輩猟師に頂いた恩は後輩猟師に返していきたいと思います。
経験を積んで有害鳥獣捕獲に従事
多くの猟友会では、有害鳥獣捕獲に従事できるようになるための経験年数制限があります。具体的な経験年数は猟友会によって異なります。狩猟で経験を積んで、有害鳥獣捕獲に従事できる経験を積みましょう。有害鳥獣捕獲に従事できるようになると猟期が延び、ジビエの材料を得る機会がかなり高まります。私が参考にしたわな猟の書籍は以下のものです。わな猟全般の知識をコンパクトにまとめてあり、おすすめの書籍です。