モノを捨て始めると捨てることに快感を覚え、やがては捨てることが中毒になることがあります。「あれもこれも捨てちゃえ!」とヒートアップしちゃうんですよね…。こんな経験はありませんか?

断捨離の提唱者「こんまり」こと近藤麻理恵さんは 高校生の頃、片付けノイローゼで失神したことがあるそうです。その経験から「こんまり」さんは、捨てることより残すことに注目することが重要ということが解ったそうです。

「こんまり」さんは、残す物と捨てる物の判断について、『触った瞬間に「ときめき」を感じるかどうかで判断する』と仰っています。

私たち夫婦も老後を見据えて断捨離をしています。ミニマリストや断捨離のブログ、YouTubeを見て、掃除機やTVを捨てたこともありましたが、やっぱり必要だということで買いなおしました(笑)。

この失敗は、物に対する「ときめき」の感じ方が夫婦で異なっていたことが原因だとわかりました。そこで、夫婦で話し合い、「過去1年間で使ったかどうか」を捨てる基準にするようにしました。

ミニマリストや断捨離は、手段であって目的ではありません。「なぜ、物を捨てる必要があるのか。」これをしっかりと考えることが重要です。

ミニマリストしぶさん著「手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択」は、捨てる目的を教えてくれる名著でした。捨てることで判断力が養われお金の節約にもつながります。私たち夫婦も捨てる目的を明確にして、シンプルな老後生活を目指したいと考えています。