知り合いにアシナガバチの巣の駆除を依頼されました。今年はアシナガバチの巣が多い気がします。エサが多いせいなのでしょうか。
早速、駆除の準備をします。準備と言っても「帽子」「ヤッケ」「長靴」「頭に被る虫よけネット」を装着して、「殺虫剤」「長い棒」「巣を入れるタッパー」を準備するだけ。
小さい頃からアシナガバチの幼虫を食材としていた師匠(夫)は、釣りのタモの柄を片手に、虫よけネットをかぶって躊躇なく巣をたたき落としました。
巣をたたき落としてからしばらくして、地面に落ちた巣を片手に師匠が戻ってきました。時間にして1分ほど。ハチが出てこないようにタッパーに入れて出来上がり。素早い💦‼
簡単にみえますが、広い視野でハチの攻撃を警戒しているそうです。経験だなぁ。
巣があった場所はそのままにしておいても良いそうですが、巣のあった場所にハチが集まっているので、念のため殺虫剤をかけておきます。
これは攻撃性が少ないアシナガバチだからできる行為であって、攻撃性の高いスズメバチではしばらく巣のあった場所に近寄らないそうです。
獲った巣のハチの子をすぐに調理しない場合は、タッパ―に入れたまま冷蔵庫に保管しておきます。常温で保管すると巣からハチが生まれてくるので注意が必要です。
巣の白い蓋をピンセットで剥がし、逆さにしてトントンするとハチの子のサナギが出てきます。幼虫は巣から出にくいので、ピンセットでつまみ出します。
成虫になる寸前の動き出しているハチの子(もう完全にハチで飛びそうな勢い😬)は、ピンセットで頭をギュッ!と潰しておきます。しないと逃げ出します🐝
今回は食材の味を楽しみたくて、塩バター味にしてみました。
師匠によると甘辛く炒めるのも美味しいそうです。昆虫食が盛んな地域では甘露煮が多いですね。
炒めたハチの子をアツアツご飯に載せて頂きました。幼虫はカッシューナッツを思わせるコクと甘みが塩バターと良い相性です。
ただハチの子は小さいので、一口2~3匹ほど食べないと物足りません。
白いサナギはボリュームが増す上にシャキシャキ感が加わります。そして黒いサナギは、さらに海老の風味がプラスされて、私は黒いサナギが一番美味しいと感じました♪
アシナガバチの駆除と美味しい肴で充実した昼呑みの一日でした。ごっつあんです😋