皆さん。自分の生活水準について考えたことはありますか?
新社会人の頃、新婚の頃、生活費は20万円/月程度ではなかったでしょうか。私も新婚の頃は20万円/月程度で二人分の生活費でした。いつの間にか生活水準が上がり、今は30万円/月。

結婚して30年が過ぎようとしています。夫はサラリーマン。勤務経験とともに昇給し、昇給に伴って生活水準が上昇してしまいました。

また、3人の娘たちの養育費でも支出が増大していきました。彼女たちも進学・就職・結婚で家を離れ、今は夫婦二人の生活です。

人生で大きく貯蓄できる時期は、子育て前と子育て後だと言われています。特に子育て後は、収入も多く、養育費がゼロになることから、最大の貯蓄時期。

この最大の貯蓄時期に、高くなってしまった生活水準を新婚の頃にまで戻し、給与収入が無くなる老後も楽しく過ごしたいと思っています。

ラオウ
これ襖です

生活水準の見直しは、物の部分と心の部分の2面からを行っています。立案は、我が家の整理整頓王の夫。得意な方に任せるのがストレスなく行うコツです。

物の部分では、家が3LDKですが1LDKのみで暮らせるよう断捨離を行いました。掃除の範囲が狭くなって助かります。また、「普通自動車を軽自動車に、固定電話の廃止、ネット契約の見直し、掃除機の小型化、暖房はこたつのみ、テーブルは小さく、TV・PCは1台のみ」にしてしまいました。今後、冷蔵庫や洗濯機も小型化したいと思っています。

便利な物が揃っていた頃を知っているので、多少は不便ですが「不便を経験することで便利がうれしくなる」と思うよう心掛けています。

心の部分では、日々の当たり前に感謝しています。朝天気がいいと嬉しくなりますし、仕事で毎日動き回って汗だくになるため筋肉がつく上にお金までもらえます。

子供時代にお寺に預けられていた経験のある主人は「朝、目覚められたこと」「仕事があること」「食べ物があること」「温かいお風呂に入れること」「安全で眠ることができること」等に感謝しているようで、修行僧レベルです。

「小さな幸せを大きく感じることが本当の幸せかも」これは、漫才師 島田洋七さんの祖母の言葉です。書籍「佐賀のがばい ばあちゃん」で有名になりました。小さな幸せを大きく感じられるようになれば、生活水準がどうであろうが気にならなくなると思います。

人生は色々。苦労した人もいれば大きな不幸に見舞われた方も。しかし、苦労は比べるものではないと思います。幸せだってそうです。自分の感じ方次第で変わるものなのです。

安いスジ肉を塩麹に漬けておいたら美味しくなっていて幸せ♪仕事帰りに産直へ行き、半額の旬野菜が買えて「お得」「フードロス阻止」ができてダブルで幸せ♪

自分の感じ方を変え、生活水準を低く抑え、小さな幸せを大きく感じながら老後を過ごして生きたいものです。