彼岸花が枯れる頃、近所の公園で、ハツタケとチチアワタケが採取できます。両種類とも、素人でも判別しやすいキノコです。
ハツタケは、良い香りのキノコですが、口当たりがボソボソです。そのため、汁の具や煮込み料理に使います。料理メニューとしては、お吸い物、炊き込みご飯、鍋、ポタージュ、ソース煮込み、グラタンなどです。我が家ではグラタンが人気です。
チチアワタケは、クセの無い味でヌメリがあります。そのため、汁物、煮込み料理に使っていました。味としては「食べられる」くらいの評価です。料理メニューとしては、味噌汁、酢の物、雑炊・鍋物、佃煮などでした。
旧版の「日本のきのこ (山渓カラー名鑑) 」や「きのこ(山渓フィールドブック)」によりますと両種とも可食の区分でしたので、毎年、旬にはハツタケとチチアワタケを採取して食べていました。
しかし、最近、ネットサーフィンをしていて、チチアワタケに弱い毒があることがわかりました。どおりで、チチアワタケをたくさん食べた後は超快便だったわけですね。
(||´Д`)o=3=3=3 ピーピーゴロゴロ
以前はキノコの師匠に教わってキノコを食していました。最近は、師匠も体が弱ってしまったのか、師匠からのお誘いがなくなってしまいました。
そのため、独学で野生のキノコを調べ食べていました。今回の件での教訓です。独学は危険。キノコ採取仲間と情報交換し、最新の情報を得るように心がけましょう。
ハツタケの見分け方
彼岸花が枯れる頃に生えます。若い松が生えている根本近くに生えています。傘の表面は黄褐色~薄い紅褐色です。傘には同心円の模様があります。最大の特徴は、傘の裏のヒダを傷つけると数時間後に青緑色に変色することです。
ハツタケは、他のキノコに比べ見分け方が簡単なことと人里近くの目立つ場所に生えることから、古くから良く食されていたようです。
チチアワタケ
ハツタケと生育環境が似ていますので、彼岸花が枯れる頃に、若い松の生えている根本近くに生えています。
ハツタケより1週間ぐらい前に生えるので、ハツタケ採取の目安となります。傘の表面は褐色~黄土色です。傘にはヌメリがあります。
傘の裏はスポンジのような管状です。柄にツバはありません。最大の特徴は、若いチチアワタケは黄白色の乳液を分泌することです。