ヤマモモは中国大陸や日本が原産で、暖かい地方で良く見かけられます。日本では関東以南の低地や山地に生育しており、根に窒素固定を行う放線菌を共生させているため、栄養の乏しい土壌でも生育できるそうです。そのため、街路樹や緑化木として利用され、近所で見かける方も多いのではないかと思います。
ヤマモモの実の旬は春の終わりから初夏頃で、この頃になると私の散歩コースはヤマモモ方面に向かうようになります。昔はヤマモモの実がスーパーで売っていたそうですが、最近は産直市場で見かけるぐらいで、公園や街路樹のヤマモモの実を食べる子供すら見かけません。しかし、見た目は大人・頭脳は子供の私は、老後の健康維持のため、ヤマモモ採取を兼ねた散歩をして、健康維持とお土産の一石二鳥です。
また、ヤマモモにはビタミンCのほかアントシアニンなどのポリフェノールでが含まれ、疲労回復、疲労軽減、抗酸化作用などの効果があるようで、一石二鳥ではなく、散歩、お土産、健康食品の一石三鳥になってしまいました。
食用としてのヤマモモ
ヤマモモの実は、シロップ漬けや果実酒が有名ですが、伊豆高原では「やまももドリンク」なるものがあるそうです。機会があれば飲んでみたいものです。その他、白ワイン又は赤ワインに果汁を加えた製品もあるようです。
私のヤマモモの実の採取は、傘を逆さにしてヤマモモの木の下に置き、激高したサルのように枝を揺り動かして行います。ウッキ~ッッ\(>_<)/ !!
余談ですが、この美味しい実にはカメムシを始め、様々な動物が寄っているので帽子をかぶっていた方が、髪の毛に入り込まなくていいです。
採取した実のほとんどは生食してしまいますが、採れすぎた場合は良く洗った後、水気を切り、実が塊状にくっ付かないようアルミプレート上で冷凍します。ほぼ冷凍されたらタッパーに入れて保存します。冷凍したヤマモモを凍ったまま口に放り込めば、冷気と酸っぱさで夏の暑さも吹き飛びます。
木の下に傘を構え木をゆする 傘がクッションになり実が痛まない 実を水洗・選別して水気を切る アルミプレート上で冷凍する アイスクリームの彩として利用
ヤマモモの生態
ヤマモモには生態としても面白い特徴があります。ヤマモモの木にはオスとメスの木があり、実がなるのはメスの木だけです。また、ヤマモモの花粉は、すごく遠くまで飛んでも受粉できると言われています。ヤマモモの花言葉「教訓」や「ただ一人を愛する」は、ヤマモモの生態からきているのではないでしょうか。何だかヤマモモがさらに好きになってしまいました。週末はネットのお取り寄せでヤマモモパーティーしようかな。
ヤマモモの時期には蓮の花も満開です
ヤマモモの実の旬の頃には蓮の花も満開です。蓮の根はレンコンとして有名ですが、蓮の実は生食できるそうです。今度、挑戦してみたいと思います。
蓮は泥より出でて泥に染まらず