わな師になる時の大まかな流れは、環境省のホームページ「ハンターになるには」をご覧ください。環境省のホームページに無いようなことを紹介したいと思います。

何のジビエ料理がしたい?

狩猟免許には、 わな猟免許、第一種銃猟免許、第二種銃猟免許、網猟免許の4種類があります。 何のジビエ料理をしたいかにより、おすすめの狩猟免許が異なります。

ジビエ料理の対象がイノシシ、シカ、ハクビシン、タヌキ、アライグマなどであれば、わな猟免許をおすすめします。

ジビエ料理の対象が鳥であれば、散弾銃やライフルでの第一種銃猟免許、空気銃での第二種銃猟免許、網での網猟免許がおすすめです。銃により鳥獣を捕獲するためには、 第一種銃猟免許や第二種銃猟免許の他に銃の所持許可も必要です。私が参考にした書籍は以下のとおりです。

イノシシの角煮
イノシシの角煮
Cpicon 愛知のジビエ イノシシの角煮 by 黒鯛チヌ子

大物を効率よく仕留めるには、わな猟免許がおすすめ

私も散弾銃にあこがれて、第一種銃猟免許も取得しました。第一種銃猟免許を取得後、銃の所持許可をもらいに地元警察へ何度か足を運んだり、借家の大家さんに了解をとったりと、面倒なことが多々ありました。

結局、地元警察の担当者から「ジビエ料理が目的なら、わな猟で経験を積んでみては」との提案を受け、銃猟を諦めて、わな猟を始めてみました。

始めたその年に自分が仕掛けたワナで100kg以上のイノシシを仕留められ、わな猟の手軽さと奥深さを感じました。今では、銃猟について「機会があったら銃もやってみたいな」程度の思いになっています。

仕留めたイノシシ
1日に大物2頭仕留めました

狩猟免許を取得するのに市町村の補助がないか調べる

獣害が多く発生している市町村では、狩猟免許を取得する際に補助が出る場合があります。私の場合は、その補助制度を知らず、全て自己資金で取得しました。今後、免許を取られる方は、地元市町村に補助制度の有無を確認しましよう。確認は、市町村のホームページ又は電話で問い合わせると良いでしょう。

狩猟したい区域の猟友会を紹介してもらい、わな猟を見学させてもらう

市町村へ問い合わせたついでに、地元の猟友会を紹介してもらいましょう。今後、わな猟を始めることになった場合、先輩猟師さんの知恵や経験は大変貴重です。また、可能であれば、実際のわな猟を見学させてもらいましょう。

ジビエ料理の材料を得るまでには、ダニ、獲物の排泄物、獲物の解体作業など様々なハードルがあることを体験できます。体験することで、自分がそのハードルに耐えられるかどうかが見極められます。

わな猟免許を取る決意をしたら、愛知県でわな猟免許取得までの大まかな流れ

わな猟免許試験申請

わな猟免許を取得する決意をした場合は、都道府県が実施するわな猟免許試験 の申請をしましょう。私の住む愛知県で試験は年2回ほど開催されています。愛知県では、開催の2ヶ月くらい前から申請書を受け付けています。

愛知県での申請書の配布先は県内に数か所あります。郵送での配布希望も可能です。お近くの配布先で申請書を貰い受けてください。他県の方は、先述の狩猟免許の申請先に問い合わせてください

狩猟免許 試験前 講習会

わな猟免許に限らず、狩猟免許を取得するための講習会が各地区の猟友会で開催されます。愛知県でも開催があります。

有料ですが、狩猟に関する知識や技能を事前に教えてもらえます。 狩猟免許試験前講習会 を受けておけば、わな猟免許の合格は難しいものではありません。実際、私も娘もすんなり合格しました。

わな猟免許試験(知識、適正、実技) 

実際の試験にあたっては、狩猟免許 試験前 講習会での問題集や実技をひととおり勉強しておけば、大丈夫です。特にわな猟については、難しい実技もなく筆記試験の出題範囲も限られています。

では、次回は試験に合格し、免許を取得してからのことを書いてみます。

ハンターベスト
私と夫のハンターズベスト